娘と父親と「床屋さん理論」

以前にも書きましたが、我が家には小学6年の娘と小学3年の息子がいます。
今回は、娘についてのお話です。

6年生といえば、もう直ぐ中学生ということで、つまり「父親を嫌いになってしまう」と言われる年頃まで、もうカウントダウンという段階です。
今日現在までは、全く問題なく、「パパ大好き人間」で来てくれていますが、いろいろな方の話を聞くと、その状況も「風前の灯火」であると、随分と脅かされます。

娘が中学生・高校生であっても、仲の良い父娘は、非常に低い確率で実際に存在します。
私は、その父娘の関係に、「つよい憧れ」を持っています。
「どうしたら、そうなれるのか?」

また、ここまで「パパ大好き人間」で来てくれているが故に、「嫌い」とされた時のショックは、如何ほどのものか、考えるだけでも恐ろしい・・・

思えば、娘が生まれて、まだ赤ちゃんの頃から「中学生になって、パパ嫌いの子になったらどうしよう」とか、「パパ臭いとかっていつか言われたら、あまりにショックだろうな」とか本気で心配しておりまして、カミさんには、「あんた、バカじゃないの?」と呆れられていました。

私自身は、男3人兄弟の長男で、つまり実家では年頃の女の子がいる生活というものが全く無かったため、「娘が父親を嫌いになるメカニズム」が全くイメージできないのです。
つまり、どこからパンチが飛んでくるかわからない状況で、大変おそろしい思いをしています。

カミさんには、「ちゃんと愛情もって、親としてやることをきちんとやっていれば、大丈夫だから」とは、励まされてきました。
しかし、「嫌われるメカニズム」を理解して、何としてもそれを回避したいという思いをずっと強く持ってきたものの、残念ながら、いまだにその答えにはたどり着いていません。

思えば、札幌に帰ってきた7年前に授かった、藁をもすがる思いの「仮説」だけをたよりに、ここまで来たような気がします。
この、「仮説」が正しいかどうか?はこれから3年以内に証明されることになると思います。実際は、これからが難しいと思うのですが・・・

この「仮説」を、私は「床屋さん理論」と呼んでいます。
これは、私の行き付けの床屋さんから聞いた話を、自分に落としこんだものです。

どんな話かというと・・・

その床屋さんは、おそらく50台前半のなかなかイカした男性で、現在20代半ばの娘さんがいます。
娘さんが高校2年生の時、事情があって離婚し、娘さんともそれ以来一緒に暮らしてはいないとのことでした。

そのマスターが、離婚する直前まで、娘さんと一緒に毎日お風呂に入っていたという話を聞いて、私はビックリしたのですが、それが、今から7年前。私の娘が幼稚園の年長さんのときでした。

当時から、「娘に嫌われない方法」を、いろんな方に聞きまくっていましたから、その中でいただいた話でした。

マスターが言うには、いろんな人々に「あんたのところは異常だ、おかしい」と言われたものの、「ウチでは、「普通」だったんだよねぇ」と。

この話を聞いて、私としては「うらやましい」とは思えなかったものの、「どうして、そういうことが、出来たのだろう?」という思いで、考えてみました。

そこに、私は「理論」を発見したのです。

つまり、彼が「自営業の床屋さん」であったことが、重要だったのです。
彼は、娘の誕生を心から喜び、赤ちゃんの頃から、娘を風呂に入れることを日課とするようになりました。そして、毎日毎日それを続けたということです。

女の子ですから、小学校高学年辺りから少しずつ体に変化も起こってくるのですが、ずーと毎日継続していると、娘から「ある日突然、イヤダだ」とは「なりにくい」というメカニズムなのではないかと考えました。

彼は、自営業の床屋さん(=自分で時間をコントロールできる仕事)だったので、自分の優先度の高い日課を、17年間も継続することができたわけです。

私は、ここにヒントを見出しました。
この、継続して娘と一緒の時間を持ち続けるということが、私の追い求めてきた課題の打開策なのではないかと。

娘が小学2年生の時から、毎日6:30~7:00まで一緒に勉強し続けたことは、前回述べましたが、そのモチベーションの一つに、毎日娘と継続して行う「何か」を持つことは、この床屋さん理論に通ずるものがあるのではなかろうか?というものがありました。

自分で言うのも何なのですが、私の教え方が上手いというのもあって、娘にとっても、私と一緒に勉強をすることは、「父親との楽しい時間」になっていたのではないかと、思います。

現在は、札幌では珍しい中学受験に取り組み、将来の自分の夢に向かって、猛勉強中の娘を大変頼もしく思いながら、打たれても諦めず、立ち向かっていくそのガッツに感動をもらい、見守り、応援しています。

藁をもすがる思いで、この「床屋さん理論」を基に取り組んできて、「もしかしたら、娘に嫌われないで、何とかなるんじゃないか?」という、淡い期待があるものの、もしだめだったときのショックは、人一倍大きいのではないかと恐れてもいます。

全く、滑稽な話で、父親というものは「ドン」としていなきゃいけないなんていう時代からみると、情けないような気もしますが、本当にまじめにこう思って、やってきたのです。

将来、娘と酒を一緒に呑みながら「床屋さん理論」について話したら、どんなリアクションをするだろうか?

すべては、子どもとうまい酒をのむために。

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